ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

地下鉄-メトロ-に乗ろう

ニホンから大事に大事に持ち帰った、ポルノのライブDVD「SWITCH」、
ようやく落ち着いたので、独りで見てます。
時差ぼけがどっかに吹っ飛ぶほど、くやしい

ああ、私はあの空間に存在することができないんだ。
あの、幸せで、濃密で、確かにココロを振るわせてくれるあの空間に、
今の私の居場所は、ないんだ。

ヨーロッパに住むということは確かにいいこともキットあるのだけれど、
こうしてどうしても手に入れられない事だってたくさんアル。

贅沢な悩みといわれれば、その批判は甘んじて受けますが、
本当にくやしいんだ。バイオリンのNAOTOさんのライブも行けない。

帰ったら夏時間に突入していた欧州では、夜9時でもまだまだ明るくて、
ニホンより確実に遅い春の夜は、驚くほど静か。
ずっと向こうから走ってくる車の音が、近づいては遠くなっていく。

ライブDVD「SWITCH」を見ていると、ツアーって移動が多いんだなって。
移動のバスの中の映像が多い。

こちらで私は、車で移動する毎日。CD聞くから窓もぴったり閉めて。

今回ニホンに一時帰国したのだけど、右ハンドル、左側通行に慣れなくて
ずっと車に乗らなかった。
ぼうっとしていると、右側走る自分がいて、これはあまりにキケンすぎる。

それで、久しぶりにたくさん、たくさん地下鉄に乗りました。

高校から地下鉄通学していた私は、地下鉄の中でいろんな出来事に遭遇した。
忘れられないのはおっぱい丸出しで、授乳していたオンナの人。

あと、手品おじさんってのもいたな。
女子学生捕まえては、手品見せてくれるの。結構有名だった。

イキナリ失神して動かなくなり失禁しはじめた人は、マジで死んだかと思ったし、
私も急性アル中で意識が遠くなったこともあった。

でも、たまたま倒れ掛かった人が医師で、手当てしてくれた上タクシーで家まで
送ってくれたんだケド、これってラッキーなんだかアンラッキーなんだか。

いつもは忘れているのに、久しぶりに地下鉄に揺られているとそんなことが
リアルに思い出されて、急にせつなくなった。

名古屋の地下鉄は、地下鉄のくせに高架を走る路線もあって、
窓の外は咲き始めた桜と、初夏へとはやる陽光と、春休みの子供たちと。
そして、そんなすべてが、いとおしくてたまらなくなった。

もしこの両手が、そのすべてを包めるくらい大きかったら、抱きしめたいくらい。

私が電車を好きなのは、窓の外に見えるたくさんの家々の窓に、
それぞれの人生を思い描けるから。
洗濯物や自転車や、行き交う人々の些細なしぐさに幸せのかけらが見えるから。

なにより、みんながんばっているなあ、って思えるから。

会社である程度偉くなったり、お役人は運転手つきの車で通勤するけれど、
黒塗りのハイヤーの後部座席から見える風景は、私が普段見ているものとは
少しちがうんだろうな。

ニホンは、満員電車でぎゅーぎゅー詰めになって通勤する人たちが
支えている気がするのに。

晴一さんの本、「自宅にて」にも書いてあったけれど、
いつもバスや車で移動していると、街の温度がわからなくなる。
これって、実はすごく損をしているんだ、と改めて感じてしまった。

できればMETROに乗ろう、多少時間が余分にかかっても。
行き急ぐところなんて、本当はないのかもしれないし。

f0062821_1356105.jpg

[PR]
by miyu-sakura | 2006-04-11 12:41 | ヨーロッパで暮らすということ