ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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カラマーゾフの兄弟

5月といえば
日本ではGW。

10連休なんていう会社もあったらしいですが
この国では

5/1.5/3.5/12と飛び飛びで祝日があった。


5/2を休んでしまえば4連休に、
5/10から5/12は3連休になったので、
こちらもある意味GWだったわけです。


で、

この2週間ほど、
雨ばっかりのこの国には珍しく晴天が続いていて
我が家も、ぼちぼちとお外に繰り出していました。



大雑把な性格のせいか
車でも、飛行機でも、船ですらなかなか酔わない私は

旅行のたびに何冊も本を持って行く。


今回持って行ったのは
「人生勉強」(群ようこ)
「ワルシャワ貧乏物語」(工藤久代)
「カラマーゾフの兄弟 上・中・下」(ドストエフスキー)


村上春樹ファンを自称するなら

とっくの昔に「カラマーゾフの兄弟」を読了して
「バー・スメルジャコフ」に入会したかったのだけど
(村上春樹ファンで「カラ兄」を読了すると入れるクラブ)


上・中・下巻と一気に読み終える時間的余裕がなくて
なかなか読み出す機会がなかった。


でも、

今回のポーランド旅行は
4日半で往復2800キロ、
時間にして計30時間以上を車の中で過ごしたので


いい加減読み終えるだろうと思っていたのだけど


・・・・・終わらない。


ようやく下巻の50ページくらいまで来た。



今は読みやすい新訳が出たらしいけれど
私が読んだのは、あえて原文に近い原卓也訳のもの。

文章が
いかにも翻訳モノっという
回りくどくて、まどろっこしくて、説明の多い感じで書かれているけど

きっと、原文もかなりまどろっこしいんだろうなあと思う。
なんといっても19世紀のロシアの文豪だし。


ニュアンスや、比喩の難しさもさることながら
ロシア語だけでなく、フランス語やポーランド語まで出てくるので、
訳者の苦労も相当多かったじゃないかとしみじみしてしまう。



肝心の内容はというと

確かになんだか微妙に面白くって
今ちょうど下巻の序章にいるので続きが異常に気になるのだけど、

この本、読むのに時間がかかる。


イワンとか、スメルジャコフ、長老とかが延々と語り出すと
とにかく長い長い。


実際に19世紀のロシアっちゅうのは
顔を突き合せる度に
あんなに長々と語り合ったのだろうか

出てくる登場人物も皆どこか病的に思い込みが激しく
興奮しやすく、激しやすく
愛情についてもものすごいストーカーっぷりを
見せてくれるし、


しかも
13歳の子どもまで

「これはあなたにいっぺんでボクの性質を知っていただけるように、
お近づきのしるしに打ち明けるのですが・・・」

なんてもったいぶった言い方で自己紹介をするのだろうか。


すごく回りくどくて、多少難解なところはあるけれど
読み出すとその回りくどさがたまらなくなり、


「ヨゼフさん、あなたのその、なにかのはずみでいつも行ってしまう、
その本質的な過ちを、もちろんご存知ですわよね?」

と、回りくどく説教をする
「カラマーゾフごっこ」

をしてみたくなる。



さ、あと600ページ。
いつになったら読み終えるだろうか・・・・


というか、
「スメルジャコフ」って名前ってどーかと思うのって私だけ?

f0062821_21155964.jpg

(南フランス、レ・ボード・プロバンス。やっぱりキワキワがたまらない)
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by miyu-sakura | 2008-05-13 21:17 | J' aime le livre