ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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カラマーゾフの兄弟 その後

ええっと、
ようやく昨日、

「カラマーゾフの兄弟」を読み終えました。


も~~、
ようやくって感じです。


下巻はある「裁き」のことを書いているのですが、

私としては
その結果がどうなったのかが気になって
先に進みたくてしょうがないのだけど

も~~、
この巻も、みな語る、語る。

ばりばり語り倒している。


も~~、
じれったいのなんの。



思わず、

「で?」

って突っ込みたくなるのだけど


この「語る」トコロに物語の主題とか
作者の世界観が代弁されているような気がして

飛ばすわけにはいかなくて
じいいっと我慢しながら読むのだけど。


書かれていること、
こちらに訴えてきていることが
上っ面でない言葉の「重み」を持っているような気がして

読んでいてもいちいち心に響いてくる。


19世紀のロシアのようなTVやネットがない時代には
人々はもっと本を読み、神の存在を真剣に論じ、生きる意味を考え、
恋に熱中していたのかな、なんて思う。




なんだかすごい話しだなあと思いながら、
巻末の解説を読んでみると

ドストエフスキーという人の人生も
かなり波乱万丈だったと書かれていた。


実の父親はロシアの田舎の地主であったのだけど
アル中で徹底した暴君で、
小作の器量よしの娘に次々に手を出した末に

小作の百姓に惨殺される。


その後、
18歳のドストエフスキーは
持病の癲癇の発作を起こしながらも
工兵仕官学校を卒業、工兵局製図課に勤務。
働きながらの執筆活動を始めた。

処女作の「貧しき人々」は喝采を持って迎えられたものの
その後は必ずしも順調とは言えないまま執筆活動を継続、

左派の秘密印刷所設立計画に加わっているところを
秘密警察に逮捕をされ一度は死刑判決を受ける。

死刑執行の直前に皇帝の恩赦で懲役刑となり、
シベリヤの監獄で囚人生活を送る。

刑期満了の末軍隊に配属された際に、
役人の妻と不倫のすえ、結婚。

しかし、その妻もたった8年の結婚生活の後、結核で亡くなるが
亡くなる前に既に20歳以上年下の女子学生と恋におち
熱烈なアタックの末妻の死後3年で再婚し、2児をもうける。


60歳で亡くなる直前まで書かれていたこの
「カラマーゾフの兄弟」には続編があったはずで
この長編「カラマーゾフの兄弟」は

ドストエフスキー最後の未完の小説と言われている。



・・・・・未完のおかげで
読了してもなお、続きが気になってしまうのだ。


せっかく何とか読了して
村上春樹氏の「バー、スメルジャコフ」
に入ろうと思っていたのだけど


それより、
カラマーゾフの兄弟のその後が気になって仕方がありません。


ううう、
見終わった「アンフェアMOVIE」がまだまだ続きそうな、
あんな感じですが、

ただ、達成感は充分にありますので、
皆様もどうぞ、このモヤモヤワールドへいらしてください。


それこそが
「バー、スメルジャコフ」なのかも。

f0062821_7545946.jpg

(アムステルダム、国立博物館。レンブラントの夜警があります)
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by miyu-sakura | 2008-05-19 07:21 | J' aime le livre