ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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ブイヤベース様

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(夕暮れのポルト・マルセイユ。7月の夕暮れはゆっくり。これで9時半過ぎ)



先日、「ブイヤベース」を教えてもらってきた。


ブイヤベースとは、


小学校の時に休み時間に遊んだ「三角ベース」などではなく

主に、フランスの海辺の町で食べられる
魚をいっぱい使った漁師のスープである。



南仏のマルセイユとか、ニースで食べたことはあるけれど


私は旅行先でおいしい店を探し当てないことに関して
かなりのプロフェッショナルで、

もてうる限りの情熱をもって店選びをしても
見事にはずれる星の下に生まれてきた。(←こう思わないと悲しすぎる・・・)



そんなわけで
本場マルセイユで食べたブイヤベースも

魚は確かにたくさん入っていたけれど
小骨も何もかも一緒くたに入っていて


食べているんだか、骨を出しているんだかわからないうちに
おなかがいっぱいになり、ギブした覚えがある。

今思えば、手のかかる白身の骨抜きをサボった店だった。



で、

せっかく欧州に住んでいるので、ひとつくらいは
おフランス料理を覚えて帰ろうと習いに行ったわけだけど


ブイヤベース、


たかが漁師のスープと思ってはいけない。


むちゃくちゃ大変だった。


なんてったって作り始めてから出来上がるまで3時間かかったんだもの。





作り方は


まず、
大量の魚の頭を取って(基本的に白身の魚)
内臓を取って
血抜きをして


白身の部分は三枚に下ろして、小骨をとり、
一旦冷蔵庫に戻しておいて


頭と骨といわゆるアラの部分のみを
白ワイン1本とトマトペースト一缶(大)
タイムとローリエを入れて水をひたひたに入れて
沸騰させる。

沸騰させて30分で火から下ろす。



その間に

たまねぎ、エシャロット、にんにく、人参、セロリをみじん切りにして
オリーブオイルでいためておいて


そのいため野菜を、最初の鍋に入れて
山盛りのサフランを入れる。


沸騰したら、火から下ろして

家庭用バーミックスの10倍くらいの威力の
工事用ドリル風ミキサーで
頭も骨も野菜も細かく砕く。


そのアラだらけのスープを
目の細かいざるでぎゅうぎゅう押しながら濾して(←これ、ちから仕事)
また鍋に戻し


そこに三枚に下ろした白身の魚や骨ごとのアンコウや
えびや貝類などを入れ
さらに刻んだトマトも入れる。



・・・・これでようやくスープができるけれど

これに卵黄とレモンとエストラゴンとバターなどで作った
ソースを乗せると



☆びっくりするぐらいおいしい☆、
ブイヤベースが出来上がる。


おいしいんだけど、

こんなに手のかかったスープは初めて作ったわ・・・。

まさかこんなに手がかかっているとは全然気づかなかった。



これからは

ブイヤベースは「ブイヤベース様」と呼ぼう。

皆様も、よろしければ「ブイヤベース様」にぜひ挑戦ください。



苦労の後のブイヤベースと冷えた白ワインは、

きっとマルセイユのブラッセリーの(当たりのほうね)カオリがします。



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(マルセイユには魚市が立ちます。おこぼれを狙うのはカモメとネコ)
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by miyu-sakura | 2008-06-26 07:56 | ヨーロッパで暮らすということ