ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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本のお話 しつじのぶんざい

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(マッターホルンを眺める展望台から。レンズがいいとキレイに撮れます)

夏の旅行記をつらつら書いておりますが

最近読んだ本がなかなか印象的だったので
ちょっとご紹介。


久しぶりに毛色の変った、
というか、長いこと生きているけれど


この手の本は、今までちゃんとは読んだことなかった。


オタクのお友達から借りて
この年になって☆初めての経験☆です。



この本、
なんてったって、この本、帯のセリフが秀逸。

「昼は美しき暴君、夜は執事が下克上」



で、作品の題名もこれまた秀逸。

だって、
「執事の分際」

って言う題名なの。




し・執事の分際・・・

し・執事(←これ当然男性)の分際で・・・・


美しき貴族(←これ男子。ここ大きなポイント)に、


お布団の中でお仕置きをしちゃうわけです。


実はこれ、よしながふみ作の漫画なのですが
はっきり言って「ボーイズラブ」。


えっ?漫画には映倫はないの?って疑問に思うほどの
ギリギリっぷり。

はっきり言ってばっちり見えてますけど、って感じです。



まあ、特命係長只野仁のように
一応何らかの事件があって、
その関連でお布団が出てくるわけですが


事件が、フランス革命だったりするので
なかなかの力作に仕上がっています。
意外に面白いです。



でも、

題名と表紙の絵からして
立ち読みはちょっと恥ずかしいかもしれませんが

買って読むのももっと恥ずかしかったりします。

なにより、家の中での置場に困ります。

オタクのお友達を見つけて貸していただきましょう。


このよしながふみさんの本には

「西洋骨董洋菓子店」、「大奥」、など
いたってフツーな、どちらかというと
読み応えのある作品も多いのだけど

初期の頃はもっぱら「ボーイズラブ」系だったらしく


「ジェラールとジャック 」
これもなかなかいい感じのボーイズラブっぷりです。


お互い好きあっているものの、

元貴族の使用人と、
貴族嫌いの金持ち文学青年と言うこともあって

なかなか愛を打ち明けられずにいるジェラールとジャック。


親に捨てられ、ジェラールに拾われた、しごくまっとうなジャックが、
「オトコの人を愛するなんて私は病気だ」

と悩みながらも愛の呪縛に捕らえられ
誰にも言えずにひとり心の中で葛藤。


で、フランス革命の際
元貴族のジャックを捕らえようと追っ手が迫り

二人で逃げる間に
ようやく愛の告白をして、
心置きなく、お布団を共にする二人。


「おまえと離れるくらいなら、一緒に死にたい!」


・・・ってこの話し
登場人物がオトコとオンナだったら
別にフツーな話しなんだけど


男同士、しかも両方がかなりの美形なので
なかなかパンチの効いたお話になっています。


・・・この本も立ち読みできないけどね。




それ以外に最近読んだ本は


浅田次郎の「憑神」。


浅田次郎は、どういう話でも安定して読み応えがあって
この人うっまいなあ、なんて思う。

勧善懲悪、けっしてお涙頂戴ではないのに
最後にはじい~~~んとしてしまう。



伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」。


この本、最初の病院の部分から
すごく胸騒ぎがする。
話しの先が気になってたまらなくなる。


いてもたってもいられない、
「あ、そこ行っちゃいけない!」って思わず声をかけたくなる。


多分この胸騒ぎは
現実に今、

私達のプライバシーがじわじわと犯され
知らないところで、大きな犯罪が隠されているからなんだと思う。


いつもは知らないよ~~って顔をして見てみぬ振りしているのに
この本を読むと、やっぱりそうなんだ、って
思い知らされる。


伊坂幸太郎、サスガに読み応えがタップリでしたが
・・最初のオーデュポンの時の衝撃はなかったなぁ。



そう、衝撃なら
よしながふみです。


皆様、勇気を出して立ち読みしませう☆
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by miyu-sakura | 2008-09-21 08:05 | J' aime le livre