ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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私に村上春樹を語らせると、こんな話を延々とするぜ

晴一さんは、まだジャマイカでしょうか。
いいですね、常夏・・・
こっちは相変わらず寒いです・・・昨日は雪、降ってたし。風も吹いてたし。

突然ですが、
村上春樹を、天才だと思ったことはありますか

わたしは、あります。初めて読んだとき、そう思いました。

一番最初に読んだのは
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
多分、彼の最高傑作。私の中でこれを超えるものはないな、これからも、ずっと。

初期の、比較的難解な小説ですが
これを読んだとき、ホントにおもいましたもの、「天才だ」 って。
天才じゃなきゃ、コレ書けないでしょ、と。


小学生の頃から、私は図書館が大好きで、大好きで、大好きだった。
小学生が、自転車で行ける距離に区立の図書館があって、
2週間に一度は、必ず本を借りに行っていたんだ。

2週間で3冊、読んで新しい本を借りる。
そんなことを何年も繰り返していても、図書館は
「わたしの読んだことがまだない本」であふれていた

図書館は、私の未来で、方位磁針で。
私の知らないことがこんなにあるんだということ、が私をわくわくさせた。
自分の可能性が、果てしなく広がるかのよう。

大きくなって、自分の可能性なんてえらくちっぽけだってこと、に
気づいたそのとき、村上春樹に出会ったんだ。

彼の本は、何度読んでも、何度読んでもいつも新しい。
自分が少しずつ変わっていくにつれ、彼の本は新しい表情を浮かべる

彼の本のを読んでいる時間が、わたしにとっての試金石
果たして私は、彼に少しでも近づいているのか


「遠い太鼓」 彼の紀行集。この、序章がいい。
小説ではない、紀行集の序章、なのに泣けちゃいました。
多分、村上春樹で泣いたのは、最初で、きっと最後。
39歳から40歳にウツルとき、彼がどう考えたか。のところ。
一体ナニが、私の琴線に触れたのか

「雨天炎天」 ギリシャにある絶対的女人禁制のアトス山への紀行文
ここには、メスの猫も、マイケルジャクソンも、ドイツ人観光客だっていないんだ。
・・・・・・私がおとこだったら、絶対行ったな。
ギリシャに行って、アトス山ワインを探してようやく見つけた一本の赤ワイン。
あと、1時間で死ぬよ、といわれたら飲もう。

「そうだ、村上さんに聞いてみよう」 あんなに不思議で、
あんなに気分をどんよりさせて、あんなにいつもナニかを失くしてばかりいて、
読んでてげらげら笑うことなんて絶対無い、小説を書く村上さんが、
実はありふれた、きちんと常識を持った、気さくな紳士であることがわかります。
英語の、学び方や翻訳のコツなんかもちょっと教えてくれます

「かえるくん、東京を救う」「踊る小人」「パン屋再襲撃」
このあたりの短編集は、スパゲッティをゆでながら、片手で読むのに最適。
「回転木馬のデッド・ヒート」 は短編集のタイトル。
だけど、このタイトル、最高にキャッチー。ココロがっちり摑まれますね。

「風の歌を聴け」 記念すべき村上春樹のデビュー作。
デビュー作でこの完成度・・・遅いデビューだったけど。
25歳でヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂のピエタ像を作ったミケランジェロ、
をちょこっと、思い出す。天才は、年齢関係ないのね。

「熊を放つ」 これはジョン・アーヴィングの作品を村上春樹が翻訳したもの。
翻訳ものを読むと、彼の作品って日本語なのに翻訳された小説みたいだな、と
思うのは私だけでしょうか。アーヴィングを他の人が訳したらこんなに面白くない、きっと。


・・・・・・・・
わたしに村上春樹を語らせたら、こんな話しを延々とします。

晴一さん、絶対村上春樹、好きだと思う。だよね?
晴一さんは、村上春樹にほんのちょおーっと、ちょおーっと、ちょおーっと似てる。

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by miyu-sakura | 2006-02-25 06:10 | J' aime le livre