ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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2007年 11月 19日 ( 1 )

繰り返すようだが、

私はへんなところが好きだ。


フランスに現在29ある世界遺産だけど
その中でも、特にマイナーで、あんまり知られていない
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
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(サン・ミッシェル岩山の頂点に立つサン・ミッシェル・デギレ教会)

私がその名を初めて知ったのは
2002年のTV「世界遺産」。

まだ、日本に住んでいた頃で、
私にとってフランスは遠い、遠い異国。

いつか、もしできるならば、
その街道を訪れてみたいと、
ずっと思っていた。

それは、ほんとに叶うはずのないあてのない夢だったのだけど。



サン・ジャック・コンポステル街道とは

フランスの4つの町を起点にする4つの巡礼路が
険しいピレネーを越えて一つになり、

スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで続く、
1500キロにも及ぶキリスト教の巡礼路。

キリスト教の三大巡礼路のひとつである。



私がTVで見たのは、その中でも、特に険しい
中央南フランス、四方に山に囲まれたル・ピュイ・オン・ヴレを起点とし、
小さな村々を巡礼するル・ピュイの道である。

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赤屋根の続くル・ピュイ・ヴレは、町のど真ん中に
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それぞれ頂上に
赤い聖母像が立つコルネイユ岩山と
ミッシェル・デギレ教会が立つサンミッシェル岩山が
向かい合ってそびえたっている。

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2つの奇岩の間は徒歩で20分ほど。
それぞれ、徒歩で頂上まで登ることができる。

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赤い聖母像のふもとには、ノートルダム・デュ・ピュイ大聖堂。
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巡礼地の出発地にふさわしい、厳粛な教会である。
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聖堂前の階段には、巡礼のしるしであるサンジャック、すなわちホタテ貝と
ユネスコの世界遺産をしめす案内が。


背後の赤い聖母像は、
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1860年のクリミア戦争で
ロシアから奪った大砲を鋳潰して作ってある、フツーに鉄製の像。
なので階段も鉄製。
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外側の神々しさとは裏腹に、中は意外とそっけない。


その赤い聖母像と対するのは
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268段の階段を登った岩山の頂に立つサン・ミッシェル・デギレ教会。
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[聖遺物を拝するこの小さな教会、簡素なロマネスク教会である。
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この2つの奇岩の頂から、
1500キロもの巡礼の旅は始まるのだ。
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この奇岩を抱くこの町は、
フランスの南西、中央山岳地帯のど真ん中にある。


クレルモン・フェランからも、リヨンからも
どこからでも高速道路のない山を越えなくてはならない。


私たち家族はこの後、

標高2000メートル級の、くねくね曲がった山道を2時間走り、
車内には、車酔いによる死亡者が続出。

一番年若の者から順に
シンガポールのマーライオンもびっくりの状況となり、

車内には、す~~~っぱいカオリが充満。

汚れた洗濯物とともに、半泣きになりながら
帰ってきました。



聖地ってのは
簡単に行けないところが聖地たる所以だ、

と、カラダに叩き込まれた旅になったのでした。
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by miyu-sakura | 2007-11-19 23:03 | 今日の世界遺産