ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


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カテゴリ:J' aime le livre( 19 )

本屋に行こう その2

はっ、と気づいたら
もう3月16日になっていた。


あまりに忙しくて
いままでいったいどう過ごしてきたのか

・・・・あんまり覚えてないほど。



帰国まであと2週間となり、
やり残したこと、特に

最後にお礼を言わなくちゃいけない人に
ちゃんとお礼を言い忘れてないか

毎日、不安でしょうがない。




で、

忙しくても相変わらず本屋さんには行っている。

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ここの本屋さんは、欧州には珍しく日曜日もやっていて


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ピアノの生演奏を聞きながらお茶もできたりする。


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いろんな雑貨も置いていて、
気分は「ビレッジバンガード」。


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雑貨コーナーで人気なのは
ご存じサンリオの「キティー」。

HELLO KITTY、はフランス語読みで
エロ、キテ」ですが

とにかく、大人にも子供にも大人気のキャラクター。


ブロカント(フリーマーケット)なんかをやると
現地のおねーちゃんが

「キテ、ない?」
と日本人ブースを訪ねてくることもしばしば。



人気といえば
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日本のアニメや漫画の人気は、もう常識っていうくらいのイキオイです。


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日本で人気のマンガはほぼ、出揃っていて


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私がどっぷりハマった漫画、
「君に届け」もしっかり仏訳されている。


・・・しかし、フツー7ユーロのマンガが、
なぜか「君に届け」は4ユーロで安売りされている。


やっぱり、言葉でのいじめ、とか、内気、とかってのが
民族的に理解されにくいのかも。


確かにお互い大好きなのが見え見えなのに
8巻まで告白せずに引っ張ってるマンガだし、

欧州人にとってこの展開は「ありえない」のかも・・・。



で、


ここの本屋さん、広いのでいろんなコーナーがあります。


私は

「ランボー」の詩集を原文で読みたくて買いに行ったのだけど



それ以外にも
ちょっとえっちな「LOVEブース」もありました。


「女×男」のノーマルLOVE写真集と

「女×女」の、(私的には)なんだかなー、っていうLOVE写真集と

「男×男」の、なんだよーこんないい男がそっち側かよーっていう
LOVE写真集があります。


それぞれの写真集は、せっかく買っても
日本に持って入国できないため、


しょーがないので立ち読み。



ま、
男×男に関しては


美術館とか、公園の裸の彫刻、
あれがナマ
写真集になってるっていうわけで、


基本的には
ばっちし見えちゃっているわけで、

さらに
なんだか集団だったりするわけで


たぶん、日本では決してお目にかかれない。



中身をここに載せるのもまずそうなので

とりあえず、

表紙だけ。





・・・・・ちょっとだけよ。


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笑顔がまぶしいぜ☆
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by miyu-sakura | 2009-03-17 05:56 | J' aime le livre

本屋に行こう

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(ディズニーランドパリ。日本に比べてパレードは圧倒的に短いけど。)



日本のほんとにすごいなあと思うことは、


欧州の有名どころのものは、何でも売ってる!こと。


そして
意外にそんなに高くないこと。



今、日本で手に入りにくいものを買って帰ろうと思って
日本のサイトで、なにがあるのか探してみると

大体あるし、意外に安い。


わざわざ少ない引っ越し荷物に入れなくても
帰ってから買ってもいいなあ、なんて思う。


その中で、
さすがになかなか手に入りにくくて
値段に差があるのが


本。


日本だと洋書になる本は、
さすがに高いし、種類も少ない。


なので

本を買って帰ろうと
最近、時間を見つけては本屋に行っている。

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ベルギーの南東にある本の村 REDU

すごく小さい村なのだけど

本屋が17軒とカフェしかない、まさに「本の村」


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でも、
ここの本屋は、ほとんど

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古本屋。


日本の大手古本屋の
耳をつんざくエンドレスで流れる音楽も

意味なく明るい店員の「いらっしゃいませ~」の
掛け声もない、

とっても穏やかな本屋ばかり。


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どちらかというと

夏の高原にひっそりと建つ
古ぼけた図書館の、

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カビ臭くて、でもひどく懐かしいにおいと静けさ。

このまま何時間でもじっとしていたくなる。



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本にまつわる、
たとえば

カリグラフィー(専用のペンでアルファベットを紙に書くの)などの
講座が開かれていたりする。


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基本が妄想体質の私、

こんな静かな本屋にじいっとしていると



気分は

「結核療養中の薄幸の少女」


思わず

傍らにいるはずの初老の執事
紅茶を一杯、頼みたくなる。


・・・いるはずないんだけど。


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新品の本より格段にお安い、古本屋。


山の中からお宝を探すように
一日ゆっくりしたいものです。


本屋の話題はまた次回も・・・
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by miyu-sakura | 2009-02-28 21:35 | J' aime le livre

BL

年末ともなると


いつもばたばたと忙しくなるのだけど、
今年はいつにもまして忙しい。


でも、忙しくなればなるほど
なぜか隙を見つけてはいろんな本が読みたくなる。



で、
いつも使ってる
AMAZONのサイトで本を探していたら


本のカテゴリーが

[和書、コミック、BL]

になっていた。



和書、コミックからさらに独立しているカテゴリー

BLとは

そうBLとは


ボーイズ・ラブ☆


しかも

人気の「タクミくんシリーズ」
とか、

シリーズ化してるし。



コミック人気ランキングでも

のだめカンタービレや
NARUTOや
ワンピースを押しのけて

ベスト3を占拠している。



やだぁ~~。

みんな好きなのね。

普段のおばちゃんトークに一切登場しないけど、

みんな、こっそり買っているのね。


も~~。

隅に置けない。

みんなこっそりエッチなんだから~~。




で、

かくゆうわたしのオススメBLは

「よしながふみ」☆



「ソルフェージュ」

の、音楽の先生とその生徒、ってのも良かったし



「月とサンダル」

の、高校の先輩後輩ってのもなかなかいい。



特に「月とサンダル」は

もともと発表媒体が同人誌なので、


もー、すっごくギリギリの描写っす。
ってかここまでコミックにしてOKなんだーって感じです。



店頭で平積みにされているBLなんて見たことなかったけど
みんなAMAZONとかで買うんだーって

妙に納得してしまった。



それにしても

この年末に
いつも私に数々のBLを貸してくれるオタクの友達が
日本に帰ってしまう。

腐女子の彼女から学びたいこと、
まだまだあったのに、

奥深い腐女子の世界を
チラ見しただけなのに。

残念すぎる。

無念すぎる。


さすがの私も
履歴や一回買うとしつこくオススメ商品が画面にでちゃう
AMAZONでBLは買えない。


私がBLが好きっ、ゲイ大好きってことは
家族や真面目な友人に
極秘にしなくてはいけない事項なのだ。


トップシークレットってやつ?



ってか。

いったい私はいくつだ?

どこにいこうとしているのだ?



お、落ち着け、わたし。
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by miyu-sakura | 2008-12-01 10:52 | J' aime le livre
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(マッターホルンを眺める展望台から。レンズがいいとキレイに撮れます)

夏の旅行記をつらつら書いておりますが

最近読んだ本がなかなか印象的だったので
ちょっとご紹介。


久しぶりに毛色の変った、
というか、長いこと生きているけれど


この手の本は、今までちゃんとは読んだことなかった。


オタクのお友達から借りて
この年になって☆初めての経験☆です。



この本、
なんてったって、この本、帯のセリフが秀逸。

「昼は美しき暴君、夜は執事が下克上」



で、作品の題名もこれまた秀逸。

だって、
「執事の分際」

って言う題名なの。




し・執事の分際・・・

し・執事(←これ当然男性)の分際で・・・・


美しき貴族(←これ男子。ここ大きなポイント)に、


お布団の中でお仕置きをしちゃうわけです。


実はこれ、よしながふみ作の漫画なのですが
はっきり言って「ボーイズラブ」。


えっ?漫画には映倫はないの?って疑問に思うほどの
ギリギリっぷり。

はっきり言ってばっちり見えてますけど、って感じです。



まあ、特命係長只野仁のように
一応何らかの事件があって、
その関連でお布団が出てくるわけですが


事件が、フランス革命だったりするので
なかなかの力作に仕上がっています。
意外に面白いです。



でも、

題名と表紙の絵からして
立ち読みはちょっと恥ずかしいかもしれませんが

買って読むのももっと恥ずかしかったりします。

なにより、家の中での置場に困ります。

オタクのお友達を見つけて貸していただきましょう。


このよしながふみさんの本には

「西洋骨董洋菓子店」、「大奥」、など
いたってフツーな、どちらかというと
読み応えのある作品も多いのだけど

初期の頃はもっぱら「ボーイズラブ」系だったらしく


「ジェラールとジャック 」
これもなかなかいい感じのボーイズラブっぷりです。


お互い好きあっているものの、

元貴族の使用人と、
貴族嫌いの金持ち文学青年と言うこともあって

なかなか愛を打ち明けられずにいるジェラールとジャック。


親に捨てられ、ジェラールに拾われた、しごくまっとうなジャックが、
「オトコの人を愛するなんて私は病気だ」

と悩みながらも愛の呪縛に捕らえられ
誰にも言えずにひとり心の中で葛藤。


で、フランス革命の際
元貴族のジャックを捕らえようと追っ手が迫り

二人で逃げる間に
ようやく愛の告白をして、
心置きなく、お布団を共にする二人。


「おまえと離れるくらいなら、一緒に死にたい!」


・・・ってこの話し
登場人物がオトコとオンナだったら
別にフツーな話しなんだけど


男同士、しかも両方がかなりの美形なので
なかなかパンチの効いたお話になっています。


・・・この本も立ち読みできないけどね。




それ以外に最近読んだ本は


浅田次郎の「憑神」。


浅田次郎は、どういう話でも安定して読み応えがあって
この人うっまいなあ、なんて思う。

勧善懲悪、けっしてお涙頂戴ではないのに
最後にはじい~~~んとしてしまう。



伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」。


この本、最初の病院の部分から
すごく胸騒ぎがする。
話しの先が気になってたまらなくなる。


いてもたってもいられない、
「あ、そこ行っちゃいけない!」って思わず声をかけたくなる。


多分この胸騒ぎは
現実に今、

私達のプライバシーがじわじわと犯され
知らないところで、大きな犯罪が隠されているからなんだと思う。


いつもは知らないよ~~って顔をして見てみぬ振りしているのに
この本を読むと、やっぱりそうなんだ、って
思い知らされる。


伊坂幸太郎、サスガに読み応えがタップリでしたが
・・最初のオーデュポンの時の衝撃はなかったなぁ。



そう、衝撃なら
よしながふみです。


皆様、勇気を出して立ち読みしませう☆
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by miyu-sakura | 2008-09-21 08:05 | J' aime le livre

ピアノの森

なんだか最近、全然本が読めていない。


本の雑誌の「本屋大賞2008」を買ったのに(←定価525円が1520円)
読みたい本がすべて新刊だったり


大体定価の3倍で本を買っている私としては
とてもじゃないけど手が出ない。


そんなわけでここ最近は

むか~~し、むか~~しの本を文庫で読んでいるけど
どうもなかなか触手が進まない。



そんな中、


最近ようやく漫画「ピアノの森」の15巻が出た!

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14巻からほとんど1年ぶり、ようやくの最新巻なのである。



高校の頃まではけっこう漫画を読んでいたのに
大学に入ってからはずううっと漫画とは縁がなかったのだけど


欧州に来て、
とにかく日本語に飢えて、友人の持つ漫画を借りて読むうちに

すっかり漫画が好きになった。



その中でも、この「ピアノの森」は
おもしろくて、悲しくて、切なくて、ワクワクして、
青年誌漫画なのにいやらしさがなくて


多分
今までで一番「大事にしたい」漫画なのだ。


ねたばれにならない程度にあらすじを書くと


地方都市の駅裏にあるかなり危なげな歓楽街。
そこに生まれた一之瀬海(カイ)少年。

父親もはっきりしない娼婦の子どもなんだけど
駅のそばに広がる森の中に捨てられた、
キャバレーのピアノをおもちゃにしながら育っていく。

同級生から、「娼婦の子ども」とイジメられていたカイに
ピアノを通じて親友ができ、
そのピアノの持ち主であった元ピアニストと出会い、
ピアノの魅力にとり付かれて・・・


と、一言で言えばカイ少年の成長を描いたピアノ漫画なんだけど、


ドラマになった「のだめカンタービレ」よりずっと面白い。

確か、去年劇場版のアニメ映画になったはず。




今はコンクールの場面なので
BGMにショパン等を流しながら読むとより一層グー!です。


ここ4年ぐらいずっとこの漫画を楽しみに追ってきているので
あのカイが、とうとうコンクールに・・・

とほとんど親目線でうるうるしてきちゃいます。




でも、1年近く待った挙句に
カイの出番が途中のまま15巻が終わってしまいました。

でも、いつになったら16巻でるんでしょーか。
待ち遠しすぎます。





・・・・ってそういって楽な漫画ばっかり読んでちゃいけませんね。

はい、この夏休みにはちゃんと「神曲」読みます・・・。


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(ドイツ、木のオモチャの村、ザイフェン。町中に木のオモチャがあってかわいい)
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by miyu-sakura | 2008-07-28 06:45 | J' aime le livre
ええっと、
ようやく昨日、

「カラマーゾフの兄弟」を読み終えました。


も~~、
ようやくって感じです。


下巻はある「裁き」のことを書いているのですが、

私としては
その結果がどうなったのかが気になって
先に進みたくてしょうがないのだけど

も~~、
この巻も、みな語る、語る。

ばりばり語り倒している。


も~~、
じれったいのなんの。



思わず、

「で?」

って突っ込みたくなるのだけど


この「語る」トコロに物語の主題とか
作者の世界観が代弁されているような気がして

飛ばすわけにはいかなくて
じいいっと我慢しながら読むのだけど。


書かれていること、
こちらに訴えてきていることが
上っ面でない言葉の「重み」を持っているような気がして

読んでいてもいちいち心に響いてくる。


19世紀のロシアのようなTVやネットがない時代には
人々はもっと本を読み、神の存在を真剣に論じ、生きる意味を考え、
恋に熱中していたのかな、なんて思う。




なんだかすごい話しだなあと思いながら、
巻末の解説を読んでみると

ドストエフスキーという人の人生も
かなり波乱万丈だったと書かれていた。


実の父親はロシアの田舎の地主であったのだけど
アル中で徹底した暴君で、
小作の器量よしの娘に次々に手を出した末に

小作の百姓に惨殺される。


その後、
18歳のドストエフスキーは
持病の癲癇の発作を起こしながらも
工兵仕官学校を卒業、工兵局製図課に勤務。
働きながらの執筆活動を始めた。

処女作の「貧しき人々」は喝采を持って迎えられたものの
その後は必ずしも順調とは言えないまま執筆活動を継続、

左派の秘密印刷所設立計画に加わっているところを
秘密警察に逮捕をされ一度は死刑判決を受ける。

死刑執行の直前に皇帝の恩赦で懲役刑となり、
シベリヤの監獄で囚人生活を送る。

刑期満了の末軍隊に配属された際に、
役人の妻と不倫のすえ、結婚。

しかし、その妻もたった8年の結婚生活の後、結核で亡くなるが
亡くなる前に既に20歳以上年下の女子学生と恋におち
熱烈なアタックの末妻の死後3年で再婚し、2児をもうける。


60歳で亡くなる直前まで書かれていたこの
「カラマーゾフの兄弟」には続編があったはずで
この長編「カラマーゾフの兄弟」は

ドストエフスキー最後の未完の小説と言われている。



・・・・・未完のおかげで
読了してもなお、続きが気になってしまうのだ。


せっかく何とか読了して
村上春樹氏の「バー、スメルジャコフ」
に入ろうと思っていたのだけど


それより、
カラマーゾフの兄弟のその後が気になって仕方がありません。


ううう、
見終わった「アンフェアMOVIE」がまだまだ続きそうな、
あんな感じですが、

ただ、達成感は充分にありますので、
皆様もどうぞ、このモヤモヤワールドへいらしてください。


それこそが
「バー、スメルジャコフ」なのかも。

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(アムステルダム、国立博物館。レンブラントの夜警があります)
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by miyu-sakura | 2008-05-19 07:21 | J' aime le livre

カラマーゾフの兄弟

5月といえば
日本ではGW。

10連休なんていう会社もあったらしいですが
この国では

5/1.5/3.5/12と飛び飛びで祝日があった。


5/2を休んでしまえば4連休に、
5/10から5/12は3連休になったので、
こちらもある意味GWだったわけです。


で、

この2週間ほど、
雨ばっかりのこの国には珍しく晴天が続いていて
我が家も、ぼちぼちとお外に繰り出していました。



大雑把な性格のせいか
車でも、飛行機でも、船ですらなかなか酔わない私は

旅行のたびに何冊も本を持って行く。


今回持って行ったのは
「人生勉強」(群ようこ)
「ワルシャワ貧乏物語」(工藤久代)
「カラマーゾフの兄弟 上・中・下」(ドストエフスキー)


村上春樹ファンを自称するなら

とっくの昔に「カラマーゾフの兄弟」を読了して
「バー・スメルジャコフ」に入会したかったのだけど
(村上春樹ファンで「カラ兄」を読了すると入れるクラブ)


上・中・下巻と一気に読み終える時間的余裕がなくて
なかなか読み出す機会がなかった。


でも、

今回のポーランド旅行は
4日半で往復2800キロ、
時間にして計30時間以上を車の中で過ごしたので


いい加減読み終えるだろうと思っていたのだけど


・・・・・終わらない。


ようやく下巻の50ページくらいまで来た。



今は読みやすい新訳が出たらしいけれど
私が読んだのは、あえて原文に近い原卓也訳のもの。

文章が
いかにも翻訳モノっという
回りくどくて、まどろっこしくて、説明の多い感じで書かれているけど

きっと、原文もかなりまどろっこしいんだろうなあと思う。
なんといっても19世紀のロシアの文豪だし。


ニュアンスや、比喩の難しさもさることながら
ロシア語だけでなく、フランス語やポーランド語まで出てくるので、
訳者の苦労も相当多かったじゃないかとしみじみしてしまう。



肝心の内容はというと

確かになんだか微妙に面白くって
今ちょうど下巻の序章にいるので続きが異常に気になるのだけど、

この本、読むのに時間がかかる。


イワンとか、スメルジャコフ、長老とかが延々と語り出すと
とにかく長い長い。


実際に19世紀のロシアっちゅうのは
顔を突き合せる度に
あんなに長々と語り合ったのだろうか

出てくる登場人物も皆どこか病的に思い込みが激しく
興奮しやすく、激しやすく
愛情についてもものすごいストーカーっぷりを
見せてくれるし、


しかも
13歳の子どもまで

「これはあなたにいっぺんでボクの性質を知っていただけるように、
お近づきのしるしに打ち明けるのですが・・・」

なんてもったいぶった言い方で自己紹介をするのだろうか。


すごく回りくどくて、多少難解なところはあるけれど
読み出すとその回りくどさがたまらなくなり、


「ヨゼフさん、あなたのその、なにかのはずみでいつも行ってしまう、
その本質的な過ちを、もちろんご存知ですわよね?」

と、回りくどく説教をする
「カラマーゾフごっこ」

をしてみたくなる。



さ、あと600ページ。
いつになったら読み終えるだろうか・・・・


というか、
「スメルジャコフ」って名前ってどーかと思うのって私だけ?

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(南フランス、レ・ボード・プロバンス。やっぱりキワキワがたまらない)
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by miyu-sakura | 2008-05-13 21:17 | J' aime le livre

ハチミツとクローバー

今、私は声を大にして言いたい。


なんじゃこりゃあ~!!と。



どーにもこーにも、
このイライラをどこにぶつけたらよいのか。

モヤモヤが、頭の先からつま先までつまりまくって、
どこ押しても、なんじゃこりゃあ~~と叫ぶぞ、こらぁ。


何のことかというと、

誰が一体キャスティングしたのか

あの、TV版「はちみつとクローバー」。



原作がたまらなく大好きな私、

この1月からの新ドラマを凄く楽しみにして
なんとか手に入れてワクワクしながらようやく第一回目を見てみたら・・・





なんで、はぐが163センチもある成海璃子なの?

・・・145センチ以下の七五三参りをするくらい小さい設定ではなかったかい?
しかも元モデルさんだから、どーやっても垢抜けちゃっているし。
でっかいはぐはありえないでしょ!
確か前に冷血家庭教師役やってなかったっけ?その印象強いしなぁ・・


なんで超巨人のはずのローマイヤー先輩がキム兄なの?

・・・もう身長のこと考えないよーにしたのか、
身長という概念を取っ払った新時代のスタッフなのか。


なんで、花本先生あんなに汚くてビンボーくさいの?
 
・・・・しかも全然知らない無名な人っぽいんだけど。
いちおー、もっと素敵な人のはず。あれじゃ貧乏神にしか見えないし。


なんで、竹本くんが茶髪で遊び人ぽい生田斗馬なの?

・・・遠目だと遊び人の森田君と区別がつかないんですけど。
生田斗馬が悪いわけじゃないとは思うけど・・・顔がふけすぎ。


なんで、真山があんなにさわやかなの?

・・・もとはといえばモデルはスガシカオ。
もっとどろどろの、ストーカーばりばり変態チックのはず。


なんで主題歌がスガシカオじゃないの?

・・・確かにスガシカオじゃ青春ドラマじゃないけどさ、
クローバーって、スガシカオの1STアルバムの名前なんだよ?


なんでがりがりに痩せているリカさんが、ぽっちゃり丸顔の瀬戸朝香なの?

・・・私生活が余りにしあわせそーで不幸な設定が無理。
顔色いいし、元気そーだし。



どーしていつもいつもサクラが満開で散りつつあるの?

・・・時系列としても変でしょ。何日か間にあるんだから。




唯一の救いは、

原作で一番私が好きなキャラ、
野宮が柏原崇でイメージがあっていることくらい。



あ”~~~~。


映画のキャステングのほうが、100万倍よかった~~~。



漫画の原作への思い入れが強いと
実写になるとキツイな。


でも、絶対変だよね?


このキャスティング。


そー思いません?



そー言えば、

前回今年の冬は暖かいと書いたら
なんのことはなく、翌日からすんごく激寒になりました。


寒くて朝起きれません。

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(近くの公園。朝になると池に氷が張り、芝生を歩くとばきばき音がします)
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by miyu-sakura | 2008-02-15 08:48 | J' aime le livre

「疾走」

昨日から、微妙に立ち直れない。


本当は砂漠の話の続きを書こうと思っていたのだけど

・・・・だめだ。

・・・・続きは次回

・・・・ごめんなさい



寒いのとお金がないのとで
プチ引きこもり生活をしている今日この頃、

買いだめておいた本をぼちぼち読んでいる。


「探偵ガリレオ」 東野圭吾
「オーデュポンの祈り」 伊坂幸太郎
「アヒルと鴨のコインロッカー」 伊坂幸太郎
「死亡推定時刻」 朔立木


そして、昨日読んだのが、

「疾走」 重松清


この疾走、上・下巻と分かれているけど
昨日の夜に、上下巻まとめて読んでしまった。


読んだ方、いらっしゃいますか?


なんだかね、

なんだかね

重い・・・・・・・

重いの・・・・・・・

どんよりと。




最初から「おまえ」、「シュウイチ」と
上から目線で書かれているこの小説

一体この語り手は誰なんだろうと
思うところから既に引き付けられるのだけど。


どこにも救いのない話しなのだけど
同じように救いのなかった「白夜行」や「手紙」と違い


「赦し」があるように思う。


「おまえ」が友達の首を絞めるあたりの描写が
ものすごく生々しくって

人を殺すことってこんな簡単なんだ、と

自分が怖くなった。



「人生は用意されたスゴロクだ」
「公平なことは、最後には誰でも死ぬこと」
とあったけれど


私はどんなスゴロクが用意されているんだろう、と

どんよりしている今日のmiyuなのでした・・・

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(ポルトガル、世界遺産ポルトの夕暮れ。ポルトガルはかなり好きな国)
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by miyu-sakura | 2008-01-24 17:53 | J' aime le livre

読書の秋

今は、11月。
暦の上ではまだ秋である。

秋だよね?
そうだよね?
だれかそうだと言ってくれ。


でも、今週もフツーに寒く、しかも日照時間がどんどん短くなって
こんなの、絶対秋じゃない。

フツーに、冬だ。
しかも、夜ばっかりだ。


明日は少しはましになるかしらん、と天気予報を見てみると

  明日は、最低気温が1℃。最高気温が5℃

  金曜日は、最低気温が-4℃。最高気温4℃

  日曜にいたっては、最低気温0度、最高気温2℃。


・・・・冬だよね、絶対。



でも、私は寒いのはそんなに嫌いじゃなくて
スキーをやっていたからか、結構寒さに強いほうなのだ。


んっ、誰?脂肪がタップリだからって言ったのは?

・・・・強く否定できないところが悲しい。
・・・・ちくしょう、痩せてやる (←いつも言っているけど実行せず)
 

気温が3・4℃なら、イヌの散歩くらいならシャツにセーターで平気。
手袋やマフラーは氷点下になってからだ。


そんな私のあだ名は、
「薄着のみゆ」。

誰もが朝、私の薄着に驚く。
随分前からぶかぶかに着込んでいる欧州人に、
すれ違いざま振り向かれたりしている。


そんな「薄着のみゆ」は、なぜか寒くなると読書がしたくなる。


紅茶を入れて、おいしいチョコを机に置いて、
たまりにたまった本を片っ端から読んでいく時が、
今の私の一番のシアワセ☆

外が寒すぎるので、家の中が一番になるのだ。



で、
最近読んだ本で面白かったのは・・・

  伊坂幸太郎 「重力ピエロ」

伊坂幸太郎は「グラスホッパー」以来のファンなのですが、
照れ屋の私は、恋愛の絡まないこういう話、大好きです。
伊坂幸太郎の他の作品も読みたいなあ。



あと、
  小峰 元 「アルキメデスは手を汚さない」

この本が書かれたのって昭和48年。
・・って1973年。今から34年も前。
なのに、十分読める。古典としてはなくミステリーとして。



それに
  いしいしんじ 「ブランコのり」 「麦ふみクーツェ」

これはポル友さんのおすすめ。
たしかにおもしろい。続きの展開が、読めない。



  三浦しをん 「私が語り始めた彼は」

これもポル友さんのおすすめ。
晴一さんの書く詩に共感してるポル友さんのオススメは
たいてい外れません。うれしすぎます。



  岸惠子 「私のパリ、私のフランス」

昭和の名女優、パリに住む岸惠子さんのフォトエッセイ。
とにかく岸惠子さんの美しさ、聡明さ、可愛さ、強さ・・・
すべてが圧巻です。文章も簡潔で、謙虚で、頭のよさが伺えます。
こんな風に年を取れたら素晴らしい、と思える本。



あと・・これは漫画なんだけど

  キラ 「パティスリーMON」

少女漫画ですが、お菓子屋さんのお話し。
私の好きな眼鏡男子が登場します。


お友達から借りたまだまだ読んでない本もありますが、
これからなが~~~い夜が続きます。

どなたかお勧めがあったらぜひ教えてください!

ばりばり読みます。



・・・って実は一番の愛読書は
ジャックラッセルのしつけ方」なんだけどね。

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(コレがよくある高速道路のSA。ここにアダルトショップがあったら変でしょ)
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by miyu-sakura | 2007-11-12 07:56 | J' aime le livre