ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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ココロ打つ詩。

私は約1年半前から大ポルノファンなんですが、
それまでは、私のそこそこ長い人生分、いろんな人のファンでした。


皆さんは、ポルノさん以前は、どんなヒトが好きでしたか?


学生の頃は、実は、佐野元春、の大ファンでした。
なにより彼の人生観や、自然体なところが妙にツボでした。
彼の横浜アリーナのコンサートも名古屋から日帰りで行った。
若かったなあ・・という私のセイシュンでもあります。


大人になってからで、ああこのヒト好きだな、としみじみ思ったのは
奥田民男、田島貴男、スガシカオ、HY、サンボマスター。
それ以外にも、スピッツやB’Zや、あとは洋楽もいろいろと。


今日、久しぶりに棚から出して聴いて、久しぶりに涙が出そうになった。
スガシカオの「黄金の月」

スガシカオは「月とナイフ」以来のファンで、何度も何度も助けらて、
そして何度も何度も泣いた。
ニホンで聴いた最後のコンサートがスガシカオ。
こちらに来ることが決まっていたから感無量だった。


ポルノの晴一さんを私が好きなのは、何よりもその詩。
晴一さんは、すごく、というかものすごく照れ屋だと思う。
本当の晴一さんを少しばかりプロテクトして、言葉で武装して、
流麗な言葉を武器に、相手のココロを溶かしてく。

たとえるならイソップ童話の「北風と太陽」の「太陽」。
コートを脱がしていくのは、やさしく言葉で包んでいこうとするチカラ。


スガシカオが好きなのも、やっぱりその詩。
言葉を武器に、けれど彼は、相手のココロを叩き壊してく。ストレートに。
汚いこトコロを、これでもかと見せ付ける。目が離せなくなる。

「あまい果実」の詞、わかるよ、あのキモチ。どろどろしてるけど、確かに真実。
「黄金の月」も切なくて、「愛について」は名曲。「夜空ノムコウ」も。
「夜明けまえ」は私のパワーソング。なぜかたどり着く曲。


「果実」といえば、「奇妙な果実」って言う、ビリー・ホリディの曲が昔あって。
英語で、よく意味もわからずなんだかタダ、セツナイ曲だなって思っていた。
黒人の女性ジャズボーカリストで、もう亡くなってしまったけれど。

ある日、その奇妙な果実って言うのが実は、
木からぶら下がって首をつって死んでいた実父、という話しを聞いた。
黒人の差別がものすごかったアメリカ。黒人の人権なんてなかった頃。

詩も、直接的にはそんなことは書いてない。書くと発売できなかった。
ただ、奇妙な果実が風に揺れる、とだけ、彼女は声を絞って歌う。

この背景を聞いてから、この曲を普通のキモチでは聴けなくなった。


詩ってすごい。すごいよ。
あいうえおも、ABCも、みんなに平等に与えられているのに。

幾千もの組み合わせで、ヒトの心をたくさん揺れ動かせる、
それを才能というのなら、


私はそれを、願ってやまない。

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(フランス、ローヌ川岸の古城アンボワ城、この教会にダビンチは眠る)
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by miyu-sakura | 2006-05-08 06:04 | それでも・・・