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ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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ありがとうございます。

ふと、気づいたのですが、
2月にはじめた私のこのブログ、
今回でちょうど100回目になります。

いつまで続けられるか分からなかったのですが、
なんとかここまで続いてこれたのも
ブログを見てくださる方、コメントをいただく方、
励ましてくださる方、皆さんのおかげです。

ありがとうございます。

このブログを書くことが、
私にとってとてもよいエクササイズになっていて
書くことで、随分助けられてきました。

毎回、王様の耳は、ロバの耳====3って
叫んでいる気分です。


ポルノのコンサートにどーしたって行けない悔しさに、
オペラ(といっても天井桟敷)に毎月出かけていますが、
縁あって、オペラを習い始めました。

幼稚園の頃の聖歌隊から始まって
小学校・高校の合唱部、社会人になってからは合唱団と
途切れ途切れではありますが、なんとか歌ってきていて
こちらでもコーラスを1年ほど続けています。
ただ、コレは、常に団体での歌で。

今回、初めて声楽の先生と一対一で歌うようになって
自分の歌が、いかに下手だったか痛感させられて。

今までは、足す、足す、の歌い方。
声も出ます。音域もあります。声量もあります。
おしゃあー、ここまででるぜ!!と張り切って歌ってた。
みんなに、うまいね、すごいね、と言われて自信満々で。


でも、だめなんです。
ぜんぜん、だめなんです。
チカラが入っているんです。
しかも、ヘンなクセがついてるんです。
声が、ぜんぜんやわらかくないんです。


先生曰く
「これからもっと上手くなりたいなら、今までの歌い方は忘れましょう」

これからは、引いて引いて。
声だって、もっともっと小さくてもいいから、
頭の上から澄んだ声が遠くに響くように。


考えてみたら、小さな頃からがんばることは得意だったけど
がんばらないことは私を不安にさせた。
強気、元気、陽気、一生懸命とか、青臭いけど、それが私のやりかたで。


声楽の先生は、ただ、もっと遠くへ、上から声を響かせましょう、
というけれど、

私は腹式呼吸だ、イタリア語の発音だ、クチの形だ、のどの奥を開くとか
頭でいろいろ考えながら歌ってしまう。

先生は笑って言う。
「もっとンプルでいいの、
だた、上に上に楽に抜ける声をイメージするだけでいいの。
それができた時、自然と他の事もできているのよ。
人生もそんなものでしょ?」

たった一つが巧くいけば、きっと他も自然と巧くいく。

たくさんを望まなくても、一番大事な一つを巧くこなせるならば。

これからは、もっとチカラを抜いて、
自然に気負わないでやっていけたら、と思います。
歌も。そして人生も。


「あなたは、持ちたくてもなかなか持てないすごい楽器を持っているんだから」
そういってくれた先生のコトバを信じて。


いつも、いつも、ありがとうございます。みなさま。
こんなふつつかな私ですが、
これからも、どうぞ気長におつきあいください。

どうぞよろしく、です。
ありがとうございます。_f0062821_22392459.jpg

(イタリア・ナポリ。悪名高い海の町は男の人が男らしい。)
by miyu-sakura | 2006-09-30 22:41 | それでも・・・