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ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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のだめの千秋より、大野和志さん

こちらにいて、一番辛いのは、
ポルノグラフィティのライブに行けない事なんですが
実は、こちらにも大好きな音楽家の方がいます

大野和志さん、
オーケストラの指揮者です。
東京フィルハーモニーの常任指揮者。


この名前を初めて目にしたのは
随分前、ニホンにまだいるとき。
毎年夏に行われる「サイトウキネンオーケストラ」で
新進気鋭の指揮者として紹介されている記事を読んだ。

その時からずうっと、気になっていたのだけど・・・。


新進気鋭の指揮者、というと
のだめカンタービレの千秋真一のようですが
まあ、あそこまでかっこよくはありません。

どちらかというと多少
麻呂っぽい
雰囲気とが、皇太子浩宮様っぽいんです。
常人にはない、上品なオーラがあるんです。


ニホンよりずっと安価で気軽に行けるオペラですが
機会があって、彼の指揮をするオペラやオーケストラコンサート、
彼自身がピアノを弾くサロンコンサートなど、何度も出かけたことがあります。

そこで感じたのは、
指揮者、大野和志さんの人気の高さ。
最近見た、
ワーグナーのオペラ、「トリスタンとイゾルダ」では
最後の拍手が、どの歌手よりものすごく多く、
「ブラボー!!!」と立ち上がって拍手する人も。

たまたまお隣に座った上品なおばあちゃま。
私が日本人に見えたのか(中国人、ベトナム人によく間違われる)
「私は彼の大ファンなのよ」と
わざわざ笑顔で話しかけてくるくらい。


数年前に、新進気鋭の指揮者だった彼も、
今では本当に人気・実力を兼ね備えた指揮者に。

クラシックの情報誌はもとより、
AERAや日本経済新聞などでも特集が組まれているし、
11月中旬には、日本のTVで特集の番組が放映されるらしい。

去年のAERAの記事は
オウム事件の江川紹子さんがインタビューして記事を書いて。

「ミラノ・スカラ座やニューヨーク・メトロポリタン歌劇場でのデビューも決まった。
ドイツ語、イタリア語、フランス語、英語をすべて使い分け、
子供の頃から毎日休まず学んだピアノの腕もプロレベル、
努力と才能でオペラ界を席巻する世界のオオノ」


ほとんど千秋のようでしょ?

でも、彼が最初に常任指揮者として就任したのは
クロアチアの名門オーケストラ。
就任してまもなく、国は内戦状態となり、
銃弾の音が響き、空襲警報が出るたびに演奏会は中止。


その後も、自爆テロが絶えないイスラエルでは
厳重な荷物チェックをして、テロを警戒しながらでも指揮。
人が集まる劇場はテロの標的になりやすいからだ。


けして順風満帆なだけの人生ではなかったように思います。


欧州において、どこか軽んじられがちな、金満日本人。
その中で、不屈の努力で欧州の人々の尊敬を集める大野和志さん。


同じ日本人として、なにより誇らしい。
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(オペラ、トリスタンとイゾルデ終了後のオーケストラボックス)
by miyu-sakura | 2006-11-10 23:54 | J' aime la musique