チュニジアン・サッカー
2007年 01月 07日
今回、チュニジアの田舎を車で旅していて、
私から見るとあまりにも自然でないことをよく目にした。
黄土色の乾いた大地にも、
オレンジの木が植えられていたり
羊やヤギが放牧されていたり、
野菜用の畑が作られていて、そこに働く人を見かけたり、
たまに町が出てくると、粗末な商店街と
そこに年明け用の食糧を買いに来る人々を見かけたりした。
・・・どの写真にも男性しか写っていないんです。
見事に女性が写っていない。
たまには歩いていました。
だたし、家族と一緒であったり、親子であったり。
最低でも女性の2人組み。
それも、若い女性同士というのは、絶対に見かけなかった。
イスラム教では女性は人前に出ない。
そして肌も見せない。
北アフリカのチュニジアは、イスラム圏の中でも戒律がゆるく、
地下鉄も走る首都のチュニスなどでは
働くOLさんが肌を出した服装で歩いていたりする。
でも、田舎となると話しは別で
おばあちゃんや子供以外の女性は、ほとんど家の敷地内に居るようだった。
買い物も、男が行くし、お店の人も男だけだから
薄汚い風景がさらにむさくるしい 。
そんなところだから、
私がふらふらと1人で路地に入っていったりすると、
家の窓からや、通りがかりの人々の視線が、熱い 。
なんといっても東洋人だし。
さらにオンナだし。
年取ったといえ、おばあちゃんなんかじゃないし。
視線だけでなく、ウインクもよく飛んできましたが、
ヒライケンジみたいな、
ひげ面の濃~い眉毛の浅黒い視線は
なかなか恐怖。
夜に若い女性1人で歩いていたら、
それは男を誘っているということになるらしく
男の人に犯されても文句が言えないそうで、
チュニジアにオンナ1人で自由旅行される際は
みなさま、よくお気をつけ下さい。
で、男ばかりのくすんだ街角で、よく見かけた光景。
野良猫、野良ニワトリ、野良ヤギ、野良犬、野良羊
それに、野良サッカー。
野良のサッカー場には、ゴールはあるけれど
網はありません。
四角い木枠だけです。
単なるぼろい原っぱなので、
ゴミもあるし、石はごろごろしてるし。
そんなぼろっちい空き地で、
大人も子供も、熱心に、これまたぼろぼろのサッカーボールを
蹴っていました。
(果物屋さんの左後ろの空き地でサッカーしてます)
チュニジアは、2006年のワールドカップにも出場していて、
グループHの3位です。
人口がほぼ1千万人、日本の2/5の国土を持つチュニジアは
ひそかに3大会連続、4回目の出場を果たしている。
アフリカでは、トップクラスのチーム。
夕暮れの空き地で、
砂埃舞う国道沿いで、
元旦の朝に、
大晦日の夕方に、
大人も、子供も、
ほんとにぼろぼろのボールで
ゴミや、石ころだらけの空き地で
サッカーをしていたんだ。
6つの世界遺産と、立派な5つ星ホテルと、
青い空と白壁の建物と、陽光に輝く海も見たけれど、
夕暮れにボールを追いかけている、
とても裕福とはいえないがシアワセそうな子供たちの姿が、
今も胸に残る。
多分、ワールドカップに出ているどこにあるのかも知らないような国、
たとえばアンゴラであるとかウクライナであるとかでは、
みなこんなような環境の下から、
がんばって強くなってきているんだと思う。
サッカーって、なんだか偉大だ。
私から見るとあまりにも自然でないことをよく目にした。
黄土色の乾いた大地にも、
オレンジの木が植えられていたり
羊やヤギが放牧されていたり、
野菜用の畑が作られていて、そこに働く人を見かけたり、
たまに町が出てくると、粗末な商店街と
そこに年明け用の食糧を買いに来る人々を見かけたりした。
・・・どの写真にも男性しか写っていないんです。
見事に女性が写っていない。
たまには歩いていました。
だたし、家族と一緒であったり、親子であったり。
最低でも女性の2人組み。
それも、若い女性同士というのは、絶対に見かけなかった。
イスラム教では女性は人前に出ない。
そして肌も見せない。
北アフリカのチュニジアは、イスラム圏の中でも戒律がゆるく、
地下鉄も走る首都のチュニスなどでは
働くOLさんが肌を出した服装で歩いていたりする。
でも、田舎となると話しは別で
おばあちゃんや子供以外の女性は、ほとんど家の敷地内に居るようだった。
買い物も、男が行くし、お店の人も男だけだから
薄汚い風景がさらにむさくるしい 。
そんなところだから、
私がふらふらと1人で路地に入っていったりすると、
家の窓からや、通りがかりの人々の視線が、熱い 。
なんといっても東洋人だし。
さらにオンナだし。
年取ったといえ、おばあちゃんなんかじゃないし。
視線だけでなく、ウインクもよく飛んできましたが、
ヒライケンジみたいな、
ひげ面の濃~い眉毛の浅黒い視線は
なかなか恐怖。
夜に若い女性1人で歩いていたら、
それは男を誘っているということになるらしく
男の人に犯されても文句が言えないそうで、
チュニジアにオンナ1人で自由旅行される際は
みなさま、よくお気をつけ下さい。
で、男ばかりのくすんだ街角で、よく見かけた光景。
野良猫、野良ニワトリ、野良ヤギ、野良犬、野良羊
それに、野良サッカー。
野良のサッカー場には、ゴールはあるけれど
網はありません。
四角い木枠だけです。
単なるぼろい原っぱなので、
ゴミもあるし、石はごろごろしてるし。
そんなぼろっちい空き地で、
大人も子供も、熱心に、これまたぼろぼろのサッカーボールを
蹴っていました。
(果物屋さんの左後ろの空き地でサッカーしてます)
チュニジアは、2006年のワールドカップにも出場していて、
グループHの3位です。
人口がほぼ1千万人、日本の2/5の国土を持つチュニジアは
ひそかに3大会連続、4回目の出場を果たしている。
アフリカでは、トップクラスのチーム。
夕暮れの空き地で、
砂埃舞う国道沿いで、
元旦の朝に、
大晦日の夕方に、
大人も、子供も、
ほんとにぼろぼろのボールで
ゴミや、石ころだらけの空き地で
サッカーをしていたんだ。
6つの世界遺産と、立派な5つ星ホテルと、
青い空と白壁の建物と、陽光に輝く海も見たけれど、
夕暮れにボールを追いかけている、
とても裕福とはいえないがシアワセそうな子供たちの姿が、
今も胸に残る。
多分、ワールドカップに出ているどこにあるのかも知らないような国、
たとえばアンゴラであるとかウクライナであるとかでは、
みなこんなような環境の下から、
がんばって強くなってきているんだと思う。
サッカーって、なんだか偉大だ。
by miyu-sakura
| 2007-01-07 19:59
| ちっと旅ガラス