ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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鴨志田 穣さん

今日は、
こんな悲しいことを書くはずではなかったのに。



西原理恵子さんの元夫である、
戦場カメラマンの鴨志田穣さんが、今日、腎臓ガンでお亡くなりになりました。


西原理恵子さんは、
武蔵野美大を出た才媛の漫画家、というより

「恨ミシュラン」「鳥頭紀行」「できるかな」や、映画になった「ぼくんち」
「上京物語」「女の子物語」、毎日新聞に連載している「毎日かあさん」など
たくさんの連載を抱えている漫画家と紹介したほうがわかりやすい。


わたしは以前から西原理恵子さんが好きで
最近の繊細な、そして独特のやわらかな作品もさることながら
10年以上前の、ムチャクチャやっていた頃の作品も大好きで。


日常生活を漫画のネタにする西原さんの作品には
鴨志田さんとの出会いから結婚、そして2人の子供に恵まれての生活、
さらに

極度のアルコール依存症から喀血を繰り返す鴨志田さんとの離婚
そして

和解。


そんなこんなが、飾ることなく書かれていた。


わたしは、
かもちゃんと呼ばれる、いつまでもムチャクチャな人生を送る男に
どこかであこがれていたんだ。

戦場で見てきた手足のないたくさんの死体や
飢えに苦しんでいる子供たちに申し訳ないから、と
ディズニーラン○には決して近づかなくて

両手に荷物を持つのはいやだと
傘さえささないで濡れて歩いて

インドに行ったけど全く人生観変わらなくて
へロインでぼろぼろになってもやっぱり人生観の変わらなくて

でも、強いものには怒って
弱いものには泣いてた

不器用なかもちゃんにあこがれていた。




かもちゃん、

死んじゃうなんて
あんまりだよ。


ボスニアで、インドで、タイで、カンボジアで、
生き抜いてきたかもちゃんが、
腎臓ガンで死んじゃうなんて。


かもちゃんはまだ42歳。
子供だって、まだ8歳と6歳だよ。


しかもかもちゃんは、
知っていたんだよね。
腎臓ガンって。

去年の春には、もって年内って言われてたんだよね。

あんなに、
死ぬのは怖いって、怖いって言っていたのに。


夜寝ると、二度と目が覚めない気がするといっては
何日も寝ないでいたくらいに

あんなに

死ぬのは怖いって言っていたのに。


かもちゃん、
かもちゃん、

死ぬのはやっぱり怖かったですか。


余命半年といわれて、
その半年以上を戦ったかもちゃんをどんなに想像しても
その怖さがまだわからない。

実感が沸かない。


ただ、
かもちゃんが今この世界にいないことが、
とても悲しい。



かもちゃんの闘病日記があります。
ここに出てくる
鴨志田さんが撮った西原さん、とてもきれい。

離婚しても想いあっている夫婦って
結婚していて気持ちの離れている夫婦と
どちらがシアワセなんだろう。

http://www.ozmall.co.jp/entertainment/kamo2/vol14/
このかもちゃんの闘病日記、
ぜひ、読んでください。

自分が、ガンでもうすぐ死ぬと宣告された人の日記です。

自分がその立場ならどうしただろう。
かもちゃんほど冷静でいられただろうか。



かもちゃんの本
もっと、もっと、読みたかった。


戦場仲間の師匠、橋田さんには逢えたのかな・・・・・
f0062821_10174858.jpg

(世界遺産ボルドー、サンテミリオン。ネオンのない古都の夜は、漆黒の空)
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by miyu-sakura | 2007-03-21 09:46 | それでも・・・