ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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世界遺産Ⅹ オランダ、スホクラントとその周辺

ほんとに驚くくらい、とうかむしろ気味の悪いくらい
いい天気が続いているので
オランダ北部を車で巡ってきた。

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晴天が続いた後にはきっと雨も続くはず・・・というわけで
行ける時には行っときましょう。


ガソリン代こそかかるけれど、我が家は安価なディーゼル車だし
なにより高速代が一切かからないので

昼食のおにぎりや飲み物をしっかり持ちさえすれば
意外と安上がりに旅行できるところが欧州のいいところ。

残念ながら五平餅売ってないんだけどね・・・・(当たり前か)


オランダは、第二次世界大戦でナチスドイツに占領されるなど
壊滅的な打撃を受けた都市が少なくない。
(有名なアンネの日記はアムステルダムで書かれた)


また、国土の1/4が海抜0メートル以下というやせた地盤で
酪農・園芸のほかは、欧州屈指の高度な重工業が国を支えている。


そのためか、他の欧州の国々と比べると
レンガ作りの重厚な建物に混じって
新しい近代的なデザインのビルが目に付く。
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世界遺産系の古いもの好きな私は、
そんなオランダを旅することはそれほど多くはなかったのだけど



オランダって、というか
オランダ人ってすごい!!!


と今回しみじみ思った。



20世紀のオランダ人は、
度重なる水害に業を煮やして
30キロも離れた半島と半島を人工の堤防で結んで
海を湖に代えてしまったのだ。
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それが、オランダ北部、北ホランダ州とフリースランド州を結ぶ
「大堤防(Afsluitedijk)」

長年水害を繰り返す北海を30キロもの直線道路が、
北側を北海、南側を淡水湖に分けた。
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1932年のことなので
今のような近代設備があるわけでもなく
作業の中心は人海戦術による手作業が中心。


当時の建設現場の写真は堤防内にある展望台に展示しているのだけど
よくもまあ、こんな調子で30キロも、
冬には氷に覆われる荒波の海に堤防を造ったもんだ、と感心することしきり。


世界は神が造り、オランダはオランダ人が造った、と言われる所以である。



この海の中に真っすぐ伸びる堤防の上は
今は高速道路になっていてキモチのいいドライブが楽しめる。


そういえばナビゲーションシステムがまだ出始めの頃
システムエラーでよく海の上を車が走っていたけれど
今回、うちのナンシー(携帯ナビ)でも見事に海の上を走っていました。


・・・・ミョーにうれしかった。



この大規模な干拓事業によって、
それまで何度も水害にあっていたスホクラントの島が
堆積する土砂によって本土と陸続きになった。


旧スホクラント島を含む東西約3km、南北約6.5kmの干拓地が
1995年、その類まれなる人々の英知を称して、
世界遺産に登録された。


それにしても、
こんなすごい道路作って、しかも無料で走らせてくれる太っ腹なオランダ人。

好きだ。いや、大好きだ。


そうそうこの道路、自転車でも走れます。
サイクリング好きの方はどうぞお試しください。
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by miyu-sakura | 2007-04-30 11:49 | 今日の世界遺産