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ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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わんこです。よろしくお願いします

日本から欧州に越してきた時、
本当は、「みゆ」というわんこを一匹、
一緒に連れて来るつもりでした。


ただ、思いの他手続きが大変で
一旦私の実家に預け、
こちらでの生活が落ちついたら迎えに行くはずが、


渡航してたったひと月後に
のどにできたおできがつぶれ、血が気管支に入って
本当にあっけなく死んでしまいました。


トモダチの家の犬がたくさん子供を産んだと聞いて
初めて見に行った時から
みゆは私の人生の中でも大事な大事な犬だったのだけど、


最後にちゃんと見送ることができなくて
それがずっとずっと心残りで。


大変でも、一緒に連れてきて
ちゃんと最後まで一緒にいてあげたかったなあって
写真を見るたびに思っていた。


だから

今回犬を飼おうということになって
いろんなブリーダーさんを見に行ったり
ドッグショーに行ったりしても
今ひとつ気が乗らなかった。


今さらあたりまえなのだけど
犬を飼うってことは

目の前のかわいくって元気一杯のわんこが

白内障で目が見えなくなって
オシッコも自分で上手にできなくなって
寝たきりになってスポイトで水を飲まさなくてはならなくなるまで
ちゃんと飼ってあげれるかどうか

自信がないとなかなか踏み切れない。


10年以上、ちゃんと毎日散歩に行ったり
忙しくったって、しっかりかわいがってあげなくてはいけない。


忙しさを理由にみゆを置いてきてしまった私には
また、犬を飼うだけの資格がないような気がしていた。



先週の金曜日にあるブリーダーさんをたずねた時も
とりあえず見に行こう、くらいのキモチだったのだけど、

そこにいたのは
わんこです。よろしくお願いします_f0062821_1816150.jpg

1992年の、あの夏の日のみゆにそっくりな
一匹のわんこ。


ちゃんと見送ってあげられなかった後悔を、
これからずっと持ち続けて生きていくより
この子をちゃんとかわいがってあげよう、

そう思ったの。


なんと、この国では
今年生まれたわんこには、
アルファベットの「G」が頭文字になる名前をつけることが
義務付けられているため
「G」のつく名前を考えてみて


木村裕一の絵本「あらしのよるに」から
名づけました。


4月16日生まれの
ジャックラッセルテリアです。

これから、どうぞよろしく。

ここが犬のブリーダーさん。この女性がオーナー。
いつかは日本に連れて帰ると言うと、
「日本に行っちゃうのかい、元気でね」とちょっとしんみり。
by miyu-sakura | 2007-07-02 07:16 | ヨーロッパで暮らすということ