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ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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アダルト

とある休日。


家族みんなで長距離ドライブをして、
さあ、そろそろトイレ休憩とサービスエリアに立ち寄ったら


そこにアダルトショップがあったらどーしますか?



私はこの年になっても、アダルトショップというものに
足を踏み入れたことはないので

そのアダルトショップがどの程度マニアなアダルトショップであるか
よくわからないのだけど


ショーウインドーには、「SEXY SHOP」と大きく点滅する文字と
黒の皮の極小ボンテージを着るマネキン。

入り口は建物の内側にしかなく、しかもドアなんてないから
店内の様子は普通にしていてもマル見えなんだけど

赤と黒の照明の店内には窓はなく、夜っぽい雰囲気で
派手なポスターや本や、怪しげな何かが並んでいるのが見えた。





・・・・・・これね、ほんとに実話。
しかも、スイスのサービスエリア



フランス東端、ストラスブールからのミラノ方面への有料高速道路(A2・E25)。
スイスに国境より入国してすぐ、
バーゼル近郊の高速道路内のサービスエリアに、

そのアダルトショップはあった。


スイスの有料高速道路の、
ガソリンスタンドも併設しているよくあるサービスエリア。

建物自体も、フツーのサービスエリアで
二階建ての一階がジュースや車用品などを売るショップとアダルトショップ、
二階がカジュアルレストランとトイレ。


トイレに行くために階段を登ろうとすると
すぐ脇にあるアダルトショップが否が応でも目に入る。



「ねー、これ何?」

「何が?」

「これ、この女の人。」

「だ・か・ら~、な・に・が!!?」



どの家族も、二階のトイレに向かうそのちょっとの間が
緊張と猜疑の瞬間。


いくら性に開放的な風土とはいえ
とりあえず真昼間から家族揃ってショッピングはしないようだ。


とにかくあまりに場違いで、そこだけぽっかり異空間。
休日の昼間だったけど、おもいっきり営業していたし。



でも・・・・

・・・・スイスってそーゆー国だったんですか?

・・・・永世中立国でそんなもん売ってていいんですか?

・・・・あの美しいユングフラウヨッホやマッターホルンは何なんですか?

・・・・あんなに真面目そうなのに実はそんなことばっかり考えているんですか?


私の中で疑問が山積み。


スイス。
侮れない・・・・。



ここまで書いても、あまりにウソっぽいので、
ここは一つ、証拠写真でも載せたいところなのだけど

ちょっとトイレに行くだけでカメラを持ってなくて
写真が撮れませんでした。

・・・ごめんなさい。


カメラを取りに戻って写真を撮ると言う手もあったのだけど

何より、一刻も早く、疾風のように立ち去る必要があったのだ。

家庭の平穏のため、
一片の疑問など持たせてはいけない。




平和なはずのスイスですらこんな調子ですから


旅行中に泊まるホテルで夜遅くなると、
TVチャンネルを回す時にも細心の注意は必要。


チャンネルを変えた途端、
もんのすごい映像がやって来たりするので
リモコン持つ手は常に緊張しっぱなしになる。

なんといってもチャンネル数が多いため
次にどの国の、どの番組が映るかが全く想像ができない。

次から次へとチャンネルを変えているうちに
エッチな映像が急に映ったりしないか、
ひやひやして手に汗をにぎってしまう。


しかも、そのエッチ度合いが、シャレにならない。
無修正、しかもどアップだったりもするのだ。


・・・いいのか。それで・・・・



欧州を家族で旅行するというのは
思いもよらぬこんな気苦労もあるのです。

アダルト_f0062821_7164794.jpg

(イギリス。コッツウォルズのハチミツ色の夏の午後)
by miyu-sakura | 2007-11-07 06:42 | ちっと旅ガラス