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ヨーロッパの片隅で、家族と鳥一羽と暮らしています 。  世界遺産とポルノグラフィティとホンとオンガクが好き。    よければアシアトを残してくれればウレシイです☆       写真撮影:miyuとその家族


by miyu-sakura
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カタストロフ!

先日、2歳くらいの女の子を連れたマダムが

仕事中に子どもを預けているマダムと話しているのを
なんとなく聞いてしまった。



「今日、カタストロフがあったの」

「あら、それは残念・・・」

「はい、これ」


と、渡されるビニール袋。

その中身は、濡れたパンツとズボン。
つまり、お漏らしをしちゃったらしく。



カタストロフ、(catastrophe)というフランス語、

直訳すると「大災害、大事故、ひどく不幸、悲惨な出来事」
という意味である。

日本でも、たまに耳にしたが、かなり悲惨な状況のとき、
例えば、小説だと「ああ無情」とか「車輪の下」とか

もう救いようのない、目の当てられない
不幸っぷりを指すものと思っていた。


それが、2歳の女の子のお漏らしが、
「カタストロフ」。

まあ、その子にしてみれば悲劇かもしれないけど。




こんな風に、

日本で通用しているフランス語のニュアンスや使い方が
実は違っているっていうことってたまにある。


代表的なのは、
AVEC(アヴェック)。

日本だと、カップルとか恋人同士という意味の名詞っぽいけど

これは前置詞で、
「・・・・と一緒に」とか「・・・の付いた」とか「・・・で」という意味。

英語だと「WITH」にあたる言葉なのだ。



RENDEZ-VOUS(ランデヴー)
なんかも、恋人同士の旅行とか、逃避行とかって思われてるけど

これは、「待ち合わせ」「会合」「会談」「約束」。
会議の時間を決めるときなんかにも使うので、
恋人同士のデートとは限らない。



それでも最近は、
日本でも以前に比べてたくさんのフランス語、例えば

「patisserie patissier gateau gourmet」(日本語キーボード表記)
「ケーキ屋、ケーキ職人、お菓子、食通」

なんて言葉が町に溢れているようで


下手をすると今の私などは

日本でフランス語を学んだ人より
100%確実に、フランス語力が劣っている。


欧州に住んでいたって、住んでるだけじゃあ
ぺらぺらとしゃべれるようにはならないわけです。





なぜなら、先週一週間、
「カーニバル休暇」だったのだ。


一週間、ガッコがお休みって言うだけで
うれしくって、友達んちで食っちゃ寝、飲んじゃ寝をしてしまったのだ。



でも、カーニバルで丸々一週間休みにするのって
欧州人の感覚って、なんだかナイス!

長い休みがあるその分、
日本みたいに真ん中の水曜日とか
細かい祝日がないんだけど。


サスガ、違うな。
休みのために働く人種は。


お年寄りになっても、みんな元気そうだし。楽しそうだし。



それにしても、
なんだか最近、真ん丸い体型だけでなく、
あのテキトーな精神まで欧米化してきた気がする。




さー。

一週間のカーニバル休暇も今日で終わり。
明日から、また忙しい毎日が始まります。


さー。

明日からいろいろがんばるぞぉー。(←何回言ってんだか)

カタストロフ!_f0062821_358147.jpg

(イギリス、コッツウォルズ地方のラベンダー畑。キレーだけど、入場料取るの)
by miyu-sakura | 2008-02-11 04:00 | ヨーロッパで暮らすということ