ドボルザーク
2008年 12月 12日
ようやく、昨日、
フランス語のテストが終わりました。
今回のテストは
ほとんど実力テスト、的なもので
付け焼刃で勉強してもあまり意味がなくって
逆にまったく勉強もしないでテストに臨んだんだけど、
さすがの私も呑気に
ブログなんて更新する気持ちの余裕がなかった。
・・・・まあ結果はどうあれ
とりあえず背中にずうっと背負っていた荷物を下ろした気分です。
こうやって後ろめたさなくPC触れるのもうれしーし。
これぞ、自由だー!!
心なしかごはんもずっとおいしい。
といっても、
今週にフランス語のテストが2つもあったにもかかわらず
実は先週、オペラを見に行ってきた。
ドボルザークのルサルカ。
人魚姫をモデルにした悲恋物語です。
代表曲の「新世界」、というか、
♪とぉ~~き、やぁ~~~まに、ひぃ~~はおぉ~~ちて~~♪
のドボルザークには
あんまりオペラのイメージがなかったのだけど、
これが、まあ、
思いもよらず、すっごく良くて
思わずCDまで買って、毎日車でごきげんで聞いている。
今まで20本くらいのオペラを見に行ったけれど
間違いなくこれは秀逸。
演出がものすごく凝ってて
ありとあらゆる仕掛けが隠されて、
オペラの劇場なのに
水の精は踊る、花火は上がる、紙吹雪は舞う、出演者が客席で歌う、
ベットは動く、水は噴き出る、地下鉄出口が花屋になる、
トップレスもどきの衣裳の軍団が踊る、マンホールが円柱の看板になる、
最後には、本物の水の入った水槽の中に、
主人公の人魚が眠る。
・・・まるでディズニーのパレードみたいに
ころころ舞台がかわってびっくり。
そんなディズニーパレードみたいな演出に、
ドボルザークの、
どんなに暗くても
どこか底抜けに前向きな、
あの交響曲が鳴り響く。
千秋楽までもう少しあるので
もう一回見に行ってしまおうかと思うくらい(←というか絶対行くぞ)よかった。
今まででも
好きな作曲家は「ドボルザーク」だったけれど
今回のオペラで
一番好きな作曲家は「ドボルザーク」になった。
19世紀のチェコ生まれで
青年のうちは経済的にも苦労が多かったドボルザークだけど
にぎやかで、明るくて、優しくて、仰々しくて、寂しげで、
でも、必ず彼の音楽は、未来を見ている、と思う。
いつも、いつも
顔を上に向けて、
向い風に当たっても
前をずっと見ている、そんな風に感じる。
とにかく、素晴らしかった。
このオペラを見れてよかった。
ほんとに
ほんとに、
いろんなことに感謝して行かなくては、
と思った。
ここに住んで、こんな素晴らしいオペラを見れた私は
今、たぶん
世界でもかなりの幸せ者だ。
周りのすべてに、ありがとう、と言わせて下さい。
この幸せを、当たり前だと思わないために。
フランス語のテストが終わりました。
今回のテストは
ほとんど実力テスト、的なもので
付け焼刃で勉強してもあまり意味がなくって
逆にまったく勉強もしないでテストに臨んだんだけど、
さすがの私も呑気に
ブログなんて更新する気持ちの余裕がなかった。
・・・・まあ結果はどうあれ
とりあえず背中にずうっと背負っていた荷物を下ろした気分です。
こうやって後ろめたさなくPC触れるのもうれしーし。
これぞ、自由だー!!
心なしかごはんもずっとおいしい。
といっても、
今週にフランス語のテストが2つもあったにもかかわらず
実は先週、オペラを見に行ってきた。
ドボルザークのルサルカ。
人魚姫をモデルにした悲恋物語です。
代表曲の「新世界」、というか、
♪とぉ~~き、やぁ~~~まに、ひぃ~~はおぉ~~ちて~~♪
のドボルザークには
あんまりオペラのイメージがなかったのだけど、
これが、まあ、
思いもよらず、すっごく良くて
思わずCDまで買って、毎日車でごきげんで聞いている。
今まで20本くらいのオペラを見に行ったけれど
間違いなくこれは秀逸。
演出がものすごく凝ってて
ありとあらゆる仕掛けが隠されて、
オペラの劇場なのに
水の精は踊る、花火は上がる、紙吹雪は舞う、出演者が客席で歌う、
ベットは動く、水は噴き出る、地下鉄出口が花屋になる、
トップレスもどきの衣裳の軍団が踊る、マンホールが円柱の看板になる、
最後には、本物の水の入った水槽の中に、
主人公の人魚が眠る。
・・・まるでディズニーのパレードみたいに
ころころ舞台がかわってびっくり。
そんなディズニーパレードみたいな演出に、
ドボルザークの、
どんなに暗くても
どこか底抜けに前向きな、
あの交響曲が鳴り響く。
千秋楽までもう少しあるので
もう一回見に行ってしまおうかと思うくらい(←というか絶対行くぞ)よかった。
今まででも
好きな作曲家は「ドボルザーク」だったけれど
今回のオペラで
一番好きな作曲家は「ドボルザーク」になった。
19世紀のチェコ生まれで
青年のうちは経済的にも苦労が多かったドボルザークだけど
にぎやかで、明るくて、優しくて、仰々しくて、寂しげで、
でも、必ず彼の音楽は、未来を見ている、と思う。
いつも、いつも
顔を上に向けて、
向い風に当たっても
前をずっと見ている、そんな風に感じる。
とにかく、素晴らしかった。
このオペラを見れてよかった。
ほんとに
ほんとに、
いろんなことに感謝して行かなくては、
と思った。
ここに住んで、こんな素晴らしいオペラを見れた私は
今、たぶん
世界でもかなりの幸せ者だ。
周りのすべてに、ありがとう、と言わせて下さい。
この幸せを、当たり前だと思わないために。
by miyu-sakura
| 2008-12-12 12:49
| ヨーロッパで暮らすということ